生命保険会社の経営の健全性を示す指標の一つに「ソルベンシー・マージン比率」があります。
通常の予測を超えたリスクに対応する支払余力という意味で、一般的に200%を超えていれば、健全性についての一つの基準を満たしている安全な生命保険会社と言われています。
しかし、過去に経営破綻した生命保険会社の多くが200%を超えていたため、200%が決して安全なものということではありません。
<主要な生命保険会社のソルベンシー・マージン比率>
生命保険会社 H27年3月 H24年3月 増減(%)
ソニー生命 2555% 1980.4% 29.0%
チューリッヒ生命 1709.7% 1134.2% 50.7%
かんぽ生命 1641.4% 1336.1% 22.8%
コープ共済 1385% 1182.3% 17.1%
AIG富士生命 1188.7% 1286.4% -7.6%
富国生命 1169.3% 741.1% 57.7%
明治安田生命 1041% 749.6% 38.8%
JA共済 1027% 633.4% 62.1%
メットライフ生命 956.7% 847.2% 12.9%
住友生命 944.2% 708.6% 33.2%
日本生命 930.8% 567.0% 64.1%
第一生命 913.2% 575.9% 58.5%
オリックス生命 746.4% 519.8% 43.5%
朝日生命 667.7% 426.6% 56.5%
県民共済 不明 不明
※共済は参考値